130余年の歴史と確かな実績

1869年、米国ペンシルバニア州ピッツバーグに設立されたH.J.ハインツ社。創業者であるヘンリー.J.ハインツは、「高品質なものとは、品質のもつ純度の高さであり、つくり手の誠実さが生み出すものである」を信念に「味」を追究し続けました。そして、各家庭で手間と時間を費やしてつくられていたトマトケチャップを世界で初めて商品化し、130年以上の年月を経た現在でも、世界NO.1の揺ぎのない実績と名声を確立しています。


ハインツ「57」の秘密

「57」という数字はハインツと切っても切り離せない大切な数字です。もとをただせば1896年、創業者H.J.ハインツが電車の中で自社広告について考えていた時のエピソード。彼は、ある靴の会社の「21のスタイルの靴」という車内広告に目が止まり、これを自社に当てはめてみようとひらめきました。当時既に60種類商品を超えていましたが、なぜか「57」という数字が頭から離れず、そのとき“57 Varieties”というフレーズが誕生したのです。100年以上経った現在でもこのフレーズは健在。数々のパッケージに見ることができます。

家族の白黒写真。赤い背景に金色のフォントで数字 57 が表示されています。

ケチャップの速度制限。

ハインツのケチャップは濃厚で、ゆっくりとボトルから出てきます。海外で主流となっているガラス瓶からケチャップの出るスピードは、0.045km/h 以下と定められており、これ以上早い(=濃度が薄い)と商品として認められません。


宇宙でハインツ。

ハインツのトマトケチャップは、国際宇宙ステーションで使用する唯一のケチャップとして、NASAに採用されました。

スペースシャトルの打ち上げの写真。

例えるなら、トマトの瓶詰め。

世界で広く販売されているハインツのガラス瓶入りケチャップには、およそ10個のトマトがまるまる使用されています。ボトルのサイズが異なる日本のケチャップでも、その濃さは変わりません。


I Love ケチャップ

ハインツのケチャップは、世界で1秒あたり3本も売れています。1年で換算すると、毎年140か国以上の国で合計6億5000万本も売れている計算となります。

スライスしたトマトで作られたハインツ ケチャップのボトル。絞り出したケチャップで作ったハートのシンボル。

中国が起源?

ハインツのトマトケチャップは、当初カチャップ(Catsup)と呼ばれていました。中国語の「Koe-chiap(鮭汁)」が起源だという説、フランス語の「escaveche」が起源という説があります。


並べてみると…

トマトの加工のために使われるトラックを全て並べると、長さは1,448kmを超えます。トラック1台には約28万個のトマトが積まれています。

絞り出したケチャップで作った疑問符の記号。木に実った完熟トマトの箱。

メインの原材料は、5つだけ。

ケチャップの原材料は、少量の砂糖、塩、酢、香辛料、そしてトマトの5つです。その中で、トマトの「良さ」がケチャップのおいしさにそのまま生かされています。ハインツは、最高のトマトケチャップを作るべく、5つのシンプルな原材料を絶妙なバランスで混ぜ合わせています。


初めての商品。

H.J.ハインツが1869年に会社を創業した時、初めて発売したのは母のオリジナルレシピを元に製造した西洋わさびの瓶詰めでした。7年後の1876年、ハインツはケチャップの製造を開始しました。

トマト 2 個の隣にハインツ ケチャップのボトルがあります。ハインツ ホースラディッシュのビンテージボトル。